ごあいさつ

このたび、「第4回日本フットケア・足病医学会 東海・北陸地方会学術集会」を、2024年10月5日(土)に開催させていただく運びとなりました。本会は、日本でフットケアおよび足病治療に携わる医療従事者を対象に、この領域で取り扱う疾患の診断・治療・研究の進歩発展に寄与することを目的として開催されます。
開催形式は、現地開催(プラサ ヴェルデ コンベンションぬまづ)・開催後の一部プログラムオンデマンド配信を予定しています。
 
本会のテーマは、「Let’s make it happen!足を守る先にあるもの」。
 
17年前、フットケア学会で「下肢救済」の概念を知ってから、「足を守りたい」と思い、それを追求してきました。多くの患者さんと出会う中で、「歩行を守り、命を守る」ことの価値を知りました。そして今では、患者さんの抱く願いを実現できるようにすることが、フットケアや下肢救済の真の目的ではないかと考えるようになりました。
そのためには、患者さんに必要なことを、取り巻く環境に応じて、適切なタイミングで行う必要があります。さらには、生活の場・日常診療の場・専門病院間における治療スパイラルが途切れないことも重要で、多職種のチームワークや連携が不可欠です。
 
2019年9月、沼津で開催された「第1回日本フットケア・足病医学会 富士山セミナー」。それから5年の月日がたち、私たちはコロナ禍を乗り越え、環境の変化に適応してきました。
オンラインの進化により、場所にとらわれることなく人との関わりを生み出せるようになってきています。今回、開催後の一部プログラムオンデマンド配信を取り入れたのは、より多くの人の参加を促すためでもあります。一方、対面だからこそできることもあり、現地開催では体験型プログラムを多数取り入れる予定です。
 


第4回日本フットケア・足病医学会
東海・北陸地方会学術集会
会長  花田 明香
(富士 足・心臓血管クリニック)